ホタルイカで肝臓脂質 低減効果。
ワタに有効成分あり。
昨年3月に当ブログ内で
「ホタルイカを食べると脂肪肝がなおる!?」と題しまして
富山短大食物栄養学科竹内弘幸准教授(当時)らの、
ホタルイカを食べることで脂肪肝を改善する効果、についての研究をご紹介しました。
http://ooami.exblog.jp/17831935/

この研究がさらに進んで、
ホタルイカの内蔵(わた)に肝臓脂質を減らす成分が含まれていることが
わかったそうです。
2013年4月8日 夕刊各紙にこのニュースが載っています。
新聞の記事によりますと、
富山市・富山短大食物栄養学科の竹内弘幸教授(脂質栄養学)らの研究グループが動物実験によって、
ホタルイカの内蔵には肝臓脂質を低下させる効果があることを突き止めたそうです。
これは脂肪肝の人にとりましては朗報ですね。
脂肪肝とは肝臓に脂質が過剰にたまることで、日本では1千万人を超えるとのことです。
脂肪肝は動脈硬化などの成人病をひき起こす要因とされています。
実験は香川大農学部、富山県食品研究所とともに共同研究です。
その方法は、
●乾燥粉末にしたホタルイカやスルメイカの本体とわた を乾燥粉末にし、
それらをラットに餌として2週間与えるというものです。
●ラットは40匹。5つのグループに分類。
1.通常の餌
2.ホタルイカの全粉末 添加食
3.ホタルイカの内蔵粉末 添加食
4.ホタルイカの内蔵をのぞいた粉末 添加食
5.スルメイカの内蔵粉末 添加食
●2週間餌を与えた結果
2.3.5.のラットは通常のえさを食べたラットに比べて
中性脂肪が25%減少しました。
上記は動物実験の段階ですが、
既に人への実験も進められています。
成人男性に1日40gのホタルイカ(6、7匹)を食べてもらい
その変化を測定するというものです。
これによって、今後は人への効果を確認し、
有効成分の特定を目指すとしています。
■竹内教授のコメントから
「
ホタルイカは内臓ごと食べることが多く、おいしくて体にもいい。食品や薬品の開発につながれば」(東京新聞2013年4月8日 夕刊)
「
ホタルイカは、"見てよし"、"食べてよし"、"体によし"と三拍子揃った富山湾の幸といえます。」
「
富山県産のホタルイカは、内臓がたっぷり入っているのが特徴です。肝臓に脂質を低下させ
る成分がより多く含まれているかもしれません。」(ニュースリリースから)
■参考記事■
★東京新聞2013年4月8日 夕刊/記事
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013040802000220.html
★ニュースリリース 平成 25 年 4 月 2 日
まるごと食べるのがポイント
ホタルイカの内臓に健康成分
日本栄養・食糧学会にて発表予定
http://blog.toyama-c.ac.jp/tomitan/archives/2013/04/images/1409861134.pdf
★富山短期大学のホームページ
ホタルイカの内臓に健康成分が含まれていることをつきとめました [トピックス]
http://blog.toyama-c.ac.jp/tomitan/index.php?ID=1838
■新サイトご紹介■
★教育ローンの比較
国の教育ローンや銀行などの教育ローンのなかから
それぞれの金利や特徴を比較してみるサイト
教育ローンの金利比較など役立つ記事満載
http://www.教育ローン比較.jp/